時をかける少女 角川映画 THE BEST [DVD]
    尾美としのり
    KADOKAWA / 角川書店
    2016-01-29

    時をかける少女
    原田知世
    ポニーキャニオン
    1994-11-18

    時をかける少女
    Universal Music LLC
    2017-07-05



    「時をかける少女」といえば原田知世主演で公開された1983年の映画もしくは2006年に公開されたアニメが思い思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

    公開された年代を考えると映画をいち早く思い浮かべた人は30代後半以降が多そうです。
    アニメを真っ先に思い浮かべた人は10代後半から30代くらいが中心となるのかもしれません。

    「時をかける少女」は筒井康隆原作の小説ですが、発表から数十年がたった今でも色あせることはない名作といっていいでしょう。

    つい先日、原田知世主演の「時をかける少女」を見たのですが、とても感慨深い作品だと改めて思いました。

    ずっと以前に見た記憶があるのですが、内容はあまり覚えていませんでしたが今見ても決して古くささは感じませんでした。というよりも、今もって斬新さを感じさせる作品です。

    この映画を見たことで原田知世のファンになってしまいました。現在40代後半となっていますがいまだに10代の頃の可憐さを垣間見ることができる稀有な女優といっていいと思います。

    以前からかわいらしい女優さんというイメージがありましたが、特に関心を抱くほどではありませんでした。

    しかし、映画を見てからというもの、急に興味が大きくなってしまい、彼女について知りたいという欲求が高まってしまいました。

    現在は便利な時代です。少しネットで検索すればある程度の情報は瞬時に手に入れることができます。

    彼女については比較的物静かな印象があったのですが、以前は歌手としての一面もあり、そこでは結構激しく踊っていたりしました。
    ちょっとした驚きです。どうやら、バレエをしていたようです。

    彼女の魅力は他にもあります。彼女の顔は角度によって様々な表情をみせてくれます。
    人気のある女優やアイドルと似ているのです。

    女優やアイドルでは剛力彩芽や上戸彩、篠原ともえ、深津絵里、天海祐希などを彷彿とさせます。
    彼女の顔自体が時代が要請し続ける顔立ちということになるのだと思います。

    活動は決して派手ではありませんが、コンスタントにCMやドラマ、映画に出ているのはやはり彼女が必要とされているからでしょう。

    ここでアイドル論を語るつもりはありませんが、長く愛される魅力的な女性はある種の普遍性が備わっていることは間違いなさそうです。

    AKBやモーニング娘などグループアイドルといわれるものにはほとんど魅力を感じませんが、個人で活躍を続けるタレントはまさにタレントといえます。

    遅ればせながら、ちょっと原田知世の魅力と存在感に圧倒される今日この頃です。

    時をかける少女 期間限定スペシャルプライス版 [DVD]
    原沙知絵
    KADOKAWA アニメーション
    2021-07-14

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    筒井 康隆
    KADOKAWA
    2012-10-01


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    バップ
    2016-12-07



















    驚くべき不祥事です。

    トヨタと世界販売台数世界1を競っていたドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンが排ガスがディーゼルエンジンを搭載した自動車から排気ガスの数値を違法なソフトを搭載し、基準をクリアしたというものです。

    不正ソフトを搭載した車は1100万台にも上ると見込まれており、今後の影響は計り切れません。

    一体どういうことなのか、今のところ不透明なところが大きいですが、今後徐々に明らかになってくるでしょう。









    ラグビーのワールドカップイングランド大会で日本が強豪南アフリカから歴史的勝利をあげました。

    しかも、ロスタイムに入り、ペナルティゴールを狙わず、トライとりにいくという強気の選択の結果での勝利です。

    この勝利は日本だけでなく、開催国イギリスなど他の国でも大きな話題となっているようです。
    日本では、南アフリカ勝利の例えがちょっと話題になっています。

    微妙にずれているものが多いようですが、全く的外れのものがあります。

    レスリングに例えて「桐谷美玲が吉田沙保里に勝つくらいすごい」なんていう、ずれまくっている例えがありました。

    同じ競技をしている選手同士であれば、オリンピック3連覇、世界選手権13連覇中の吉田選手からも勝利をあげる可能性はありますが、レスリング歴のない芸能人が吉田選手と1万回試合をしても事実上勝つ見込みは全くありません。

    「あり得ない」ということを強調するための大げさな比喩といわれればそこまでですが、今回は南アフリカと日本の実力差が予想していたよりも小さかったとみるのが妥当なのでしょう。

    世界ランキング3位の南アフリカですが、ワールドカップ前のテストマッチでこれまで敗れたことのないアルゼンチンに敗れています。

    一方、世界ランキング13位の日本はワールドカップ前のパシフィックネーションズカップでは不本意な成績でした。
    しかし、この時は選手や戦術を含めワールドカップのためのテストという意味合いが強く、結果は参考程度にしかならなかったということでしょう。

    ラグビーは実力が試合結果に反映されやすいスポーツといわれています。
    日本と南アフリカは実力差があまりにも大きいため、多くの人が10回対戦しても勝つチャンスは1度もないであろうと思っていたのではないでしょうか。
    もっといえば、100回対戦しても1度も勝てないくらいの実力差があると考えている人が大半だったと思います。

    しかし、実際は10回対戦すれば、1度くらいはチャンスがあって、その1度のチャンスをものにできたということだと思います。

    南アフリカは思っていたよりも強くなく、日本は予想されているよりも強かった見るべきなのでしょう。

    このような大番狂わせをした場合、燃え尽き症候群的な状態になるのか、次戦であっさりと敗れてしまうことが少なくありません。

    今回の勝利は大金星であることは疑う余地がありませんが、日本代表の強さを証明するには次戦のスコットランドにも勝つ必要があります。

    次戦は9月23日です。

    この試合で日本の真の実力が証明されることになります。
















    第8回ラグビーのワールドカップイングランド大会で日本代表が南アフリカから歴史的勝利をあげました。

    日本では今やマイナースポーツになってしまっているラグビーですが、今回の勝利で人気復活のきっかけとなるかもしれません。

    ラグビーは番狂わせが少ないスポーツとされています。

    サッカーでいえば日本がドイツやブラジルなど世界の強豪に勝つよりも希少な勝利かもしれません。

    歴史的快挙です。

    次戦のスコットランド戦も勝利を十分期待できそうです。








    ギリシャが国家破綻の危機に瀕して久しいですが今回はついに破綻するのではないかとの憶測が広がっています。

    ユーロ圏内での経済規模は3%にも満たないヨーロッパの小国が世界経済を揺るがしてから既に5年が過ぎています。

    ギリシャ危機の発端は2009年10月に政権交代が行われたことにより、前政権での財政赤字の隠ぺいが明らかになってからです。

    その後、格付け会社が相次いでギリシャ国債の格付けを引き下げたことから、価格が暴落。この暴落に端を発して世界の株価は下落しました。
    ヨーロッパではスペイン、ポルトガル、イタリアといった南欧諸国も財政赤字に苦しんでいたことから、金融危機が世界規模には波及していきました。

    その後スペイン、ポルトガルは綱渡りの財政運営が続いていましたが、現在は何とか小康状態を保っています。

    問題はやはりギリシャです。
    6月30日にIMFへ約15億ユーロの返済期限をむかえますが、これもEUからの支援に頼らざるを得ない状況です。
    前日の29日までに公務員の給与と年金の試合払いもしなければなりません。

    ギリシャはもはや崖っぷちというよりも、事実上破たんしており、いたずらに延命措置をしているにすぎないようにみえます。

    ギリシャ国民は苦境に喘いでいますがそもそもその原因を作ったのはギリシャ国民と彼らが選んだ政府関係者たちです。

    今回はいよいよ破綻の公算が高いとの憶測でしたが、ここにきて合意の可能性も出てきました。

    しかし、これまで何度も経済破たんを経験しているギリシャですが、今回はEUに加盟し、ユーロが流通してしまっていることから簡単にデフォルトとはいかなかったようですが、そろそろそれも終わりの時をむかえようとしています。

    ギリシャに融資をしていたドイツやフランスの銀行も損失処理をすでにほぼ終えているといいますし、ギリシャ破綻による影響はほとんどないと考えられています。

    もちろん、一時的に金融市場は混乱し、株価も下落するでしょうが、それも限定的との見方が支配的です。

    ギリシャが破たんすれば、ユーロ圏からの離脱、ロシアへの接近などEUによって不安要素が増すことになりますが、ギリシャ救済という重い十字架がなくなります。

    強気の姿勢を示しているチプラス首相ですが、その姿を見るもはあとわずかかもしれません。














    大阪都構想実現を目指していた橋本大阪市長でしたが、僅差で否決され大阪都の実現はなりませんでした。

    事実上大阪市民以外は全く関係のないことですが、全国的にも注目どの髙かった住民投票です。

    今回争点となったのはいわゆる二重行政の解消です。
    この点はすでに何度も報道されているとおりですが、いろいろ疑問があるもの確かです。

    二重行政であれば、全国で最大の人口を抱える横浜市と神奈川県や名古屋市と宮城県、札幌市と北海道、福岡市と福岡県、京都市と京都府、神戸市と兵庫県などその都道府県を代表する大都市には必ず付いて回るものです。

    大阪市だけが特別だったのかは、簡単に判断することはできませんが、行政の在り方に一石を投じたことは確かです。

    今回の否決を受けて橋本大阪市長は任期終了後政界引退を示唆しています。
    これで維新の党がじり貧になることはほぼ確実です。

    橋本氏に対しては賛否両論ありますが、政界の風雲児が去ることに一抹のさみしさは感じてしまいます。

    とにかく、税金の無駄使いだけはやめてほしい。

    これだけは誰もが願っていることでしょう。
    もちろん、公務員は例外ですが。








    2014年12月から東京都心の気温が下がる見込みです。

    これは東京の名称で気象庁で発表している気象データの観測地点が50年ぶりに変更になるからです。

    現在気象庁が島嶼部と除く東京地区で気温、降水量を公表している観測地点は、東京のほか、江戸川臨界、羽田、練馬、府中、八王子、青梅、小河内です。

    東京は最も有名な観測地点の一つで、通常天気予報で東京を表す場合、ここを基準にしています。

    この東京の観測地点は、コンクリートに囲まれた大手町。周りには首都高や地下鉄が通る幹線道路があり、常に熱が放出されいかにも暑そうな所にあります。

    新たな観測地点は皇居に隣接する北の丸公園です。都心には珍しく緑に囲まれた場所のため東京の気温に少なからず影響を与えることが分かっています。
    最低気温、最高気温ともに変化しますが、特に最低気温の変化が大きくなります。
    昨年すでに両地点のデータを取っており、それによるとこれまでよりも1.4度程度低くなったということです。

    今回の変更で夜に25度未満に下がらない熱帯夜が減り、最低気温が氷点下となる冬日が倍増しそうです。

    2012年から2年間の統計では、熱帯夜は大手町、北の丸公園でそれぞれ、39日と22日、冬日は6日と21日です。

    大手町は暖かいので近年はよほど強い寒波がこない限り、なかなか0度を下回ることがありませんが今年からは並の寒波で氷点下の冬となりそうです。

    観測地点の「東京」は他の東京地区と比べると、練馬では1~3度、府中では2~3度、八王寺、青梅では3~5度程度、最低気温が低いことが多くなっています。

    今回の変更で練馬とあまり変わらないということが多くなりそうですが、実際東京都心の気温が低くなるというわけではありません。

    かといって、暑くなるというわけでもありません。

    東京の新宿や渋谷、池袋などの商業地域の気温も気になります。

    また、荒川区や墨田区の下町や中野区、世田谷区などの気温が東京都心とどのくらい違うのかも比較できれば、ビル群と住宅地の気温の違いなども分かるのでこのあたりにも観測所を作ってほしいです。










    すき家など運営するゼンショーホールディングスが2015年3月期の連結企業業績を下方修正しています。

    売上高は、前期よりも8.7%増の5092億円と増収予想ですがですが、営業利益-17億円、経常利益-24億円、当期純利益-75億円といずれも赤字予想となっています。

    今回の増収減益はすき家のワンオペレーションという深夜に1人で店舗を運営する勤務形態がほとんど休止に追い込まれていることが主な原因と思われます。

    ゼンショーはすき家のほかにも、なか卯、ココス、華屋与平衛、ジョリーパスタ、はま寿司など数多くの外食を幅広く展開していますが、利益はすき家に依存していたということなのでしょうか。

    ゼンショーといえば、今や外食産業の代名詞的存在、マクドナルドを抜いて外食売上日本一の企業です。

    しかし、利益構造は極めて脆弱な基盤の上に立っており、ぎりぎりの状態で何とな利益を出している自転車操業的な企業だったことにほかなりません。

    節約志向のサラリーマンなどには500円以内で昼食だとれるとあって、不可欠な存在となっている利用者も多いかもしれませんが、そもそもこの企業のビジネスモデルにかなり無理があったのでしょう。

    今やブラック企業の代名詞的存在になっていますが、多くの利用者にとっては安く、それなりの食事ができれば特に問題はないわけで、むしろ店舗閉鎖により困る利用者のほうが多いのかもしれません。

    吉野家、松屋との間で値下げ競争を繰り返してきましたが、そろそろ牛丼が価格先行で客にアピールする時代は曲がり角に来ているといえそうです。

    ちなみに、筆者は牛丼といえば吉野家が一番好きです。というより、ほぼ吉野家にしか行きません。
    松屋はたまに行きます。これは、テイクアウトで牛丼とご飯をセパレートにできるためです。
    しかし、すき家は何年も前に一度食べた切り、その後は一度も食べていません。











    日本を代表する名優、高倉健が、悪性リンパ腫のため、83歳で亡くなりました。

    本人の希望により公表は荼毘に付した後にしたため、死後1週間以上過ぎての発表になったということです。

    昭和の香りと風格を漂わせていた数少ない俳優でした。

    彼のように映画のみの出演でこれほどの人気と名声を博した俳優は今後出てこないかもしれません。

    とても残念です。

    ご冥福をお祈りします。












    2014年ノーベル物理学賞の受賞者がスウェーデン王立科学アカデミーから発表されてました。

    今年は青色LEDに関する発明にかかわった、赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏の3名の日本人が受賞しています。

    日本では受賞の直後から、報道が色めき立ち、お祭り騒ぎとなっています。

    ノーベル賞は確かに世界で最も権威のある学術賞の一つだと思いますが、それ以外にも国際的な賞はありますが、ノーベル賞以外の学術賞を受賞した場合、多少の報道はあるかもしれませんが、ノーベル賞に比べるとないに等しい扱いです。

    今回の報道を見ても、日本では新聞では一面に掲載されていますし、ネット版でも大きく取り上げられています。
    もちろんこれは日本人が受賞したからにほかなりませんが、前日に発表された医学生理学賞の受賞者も日本ではそれなりに大きく報じられました。

    イギリスのBBCのネットニュースでは検索しないどこに掲載されているのかもわかりませんし、アメリカのCNNやヤフーでも同様です。

    ノーベル賞が権威ある学術賞であることに異論をはさむ余地は少ないと思いますが、ちょっと騒ぎ過ぎのようにも感じます。


    プリツカー賞をご存知でしょうか。

    アメリカのホテルチェーン、ハイアットホテルアンドリゾーツのオーナー、プリツカー一族が運営するハイアット財団が建築家に対して与えられる賞です。

    この賞は1979年から始まったもので、歴史的にはまだ浅いものですが、建築家への賞としては権威が高く、建築界のノーベル賞といわれることもある?格調高い賞です。

    この格調高い賞に日本人は2013年、2014年と連続して受賞していますし、2010年にも二人の日本人が受賞しており、これまでなんと8名もの日本人が受賞しています。
    ご当地アメリカと並び国別でトップの人数です。

    しかし、この事実を知っている人は、建築に造詣の深い人たちなどごく一部の人に限られています。

    ちなみに、2013年は伊東豊雄氏、2014年は坂茂氏です。

    うーん、知りませんよね?

    報道は情報の発信者が取り上げたいものや情報の受け手が欲しているものに偏りがちですが、今回の報道を見ると、ちょっとはしゃぎ過ぎかなぁと思います。









    世界的に注目を集めていたスコットランドのイギリスからの独立問題は、結局賛成46%反対54%で、残留が決まりました。

    選挙直前まで賛成と反対が拮抗していたといわれていますが、まだ決めかねていた有権者が最後になって反対に回った割合がかなり高かったということでしょう。

    独立よりもイギリスの一員として、自治拡大を求めていったほうが経済や防衛、社会保障などどほとんどの点でメリットが大きいことはおそらく間違いないでしょう。

    もし独立していたら、外交や防衛、社会保障を自前で行わなければなりません。加えて、ポンドの使用をイギリスが認めないということでしたから、自前の通貨を発行しなければならず、貿易など経済的にはかなり不安な状況におかれることは明らかです。

    EUに加盟できれば、ユーロを使うことができますが、参加には加盟国すべての賛成が必要なため、同じく国内に独立問題を抱えるスペインなどが反対回る可能性もあります。

    北海油田という当面の財源はあるものの、イギリスという世界有数の先進国から、G7はおろかG20からも脱落し、人口500万人程度のブリテン島の単なる小国になっていたことでしょう。

    今回独立には至りませんでしたが、小さな混乱はあったものの暴動などおn大きな衝突はなかったといいます。


    政情が不安で民度が成熟していなければ、一気に暴動なんて事態も想定されますが、この点はさすがといったところです。

    今回スコットランドに端を発した独立問題。

    ヨーロッパはは他にも独立を目指す勢力があり、特にスペインなどはハラハラしながら注視していたと思います。

    また、国内に多くの少数民族を抱え、治安維持に多額の資金を投入している中国などにとっても他人ごとではないでしょう。

    今回の独立問題は、これからの世界の国のあり方に一石を投じたことは間違いありません。
















    イギリスが分裂の危機に直面しています。

    イギリスの正式国名はUnited Kingdom of Great Britain and Northern Irelandで、グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国と訳されるやたらと長いものです。

    このイギリスですが、グレートブリテン島の北部にあるスコットランドが独立に向けその是非を問う住民投票が2014年9月18日に行われます。

    各種の世論調査では独立での賛否が拮抗しており、結果がどちらに転ぶか当日の浮動票にかかっている状況です。

    スコットランドの人口は約525万人、面積は78,772㎢。
    イギリスに占める割合は人口は8%強とそれほど大きくはありませんが、面積は30%強にも達します。
    また、スコットランドが財源と見込んでいる北海油田の権益を失うため、イギリスにとっては大きな痛手となります。

    今回のスコットランド独立に関しては、政治的に中立なはずのエリザベス女王も「スコットランド)住民が将来のことを慎重に考えるよう願っている」と異例の発言をするなど、イギリスが独立阻止に躍起になっています。

    社会保障や安全保障、国際通貨であるポンドの使用など常識的に考えるとスコットランドはイギリスに残ったほうが懸命のように思えますが、独立というイデオロギーの高揚がそれらをおさえこんで独立してしまうかもしれません。

    ヨーロッパでは他にもスペインのカタルーニャ地方やバスク地方など独立を望んでいる地域があり、それらの地域を含む国々は固唾をのんで今回の住民投票を見守っていることでしょう。

    住民投票の結果は18日に判明します。








    駿台予備校、河合塾と並び三大予備校の一つと称される代々木ゼミナールが、全国の校舎の約7割に当たる20校の閉鎖を発表しました。

    閉鎖されるのは仙台(宮城)、高崎(群馬県)、大宮(埼玉県)、柏(千葉県)、池袋、立川(東京都)、横浜、京都、神戸、小倉(福岡県)、熊本などの20校で、存続するのは本部の代ゼミタワー、札幌校、新潟校、名古屋校、大阪南校、福岡校、造形学校(渋谷区)の7拠点に集約する方針です。

    大学志願者数は18歳人口が205万人とピークをむかえた1992年に92万人を頂点としてその後は減少が続き2012年には66万人と20年で26万人も減っています。一方で大学数と大学の定員は増加を続け、一部の上位行を除けば、志望すればほぼ全員が入学できる全入時代に突入し、浪人生も年々減り続けています。

    1992年前後にはは20万ほどいた浪人生は今や8万人程度、長引く不況の影響で経済状況の悪化もあってか現役志向も高まり予備校経営は苦しさを増していきました。

    厳しくなる経営状況の中、生徒の駿台、机(設備、カリキュラム)の河合、講師の代ゼミといわれる各予備校の特色が明暗を分けていったようです。

    駿台は生徒の質が高いことに定評があり、東大をはじめ難関国立大への合格実績が高いことに特徴があります。

    河合塾は、きちんとした設備と緻密に考えられたカリキュラムでしっかりと生徒をけん引してきました。

    一方の代ゼミは、講師の代ゼミそのままに、特色ある名物講師に生徒がついてくるという自由放任主義のスタイルが特徴です。

    1990年代初頭は、大学志願者数に対し、大学の入学定員自体が少なく、なかば浪人するのが当たり前の時代には様々な特徴を持った予備校のスタイルが受け入れられる土壌があったのだと思います。

    生徒の出欠ときちんと取る駿台や河合塾に対し、代ゼミは入口のカードリーダにスキャンすれば、実際に出席しなくても出席したことになっているという、出欠の取り方にも違いがありました。

    自分のペース、自分のスタイルで勉強をしたいという学生には代ゼミはよかったのかもしれませんが、今や時代は至れりつくせりの時代です。

    かつては集団授業が当たり前だった中学生の塾も今や個別指導は当たり前です。
    ここの学生にフィットしたスタイルが求められている中、代ゼミスタイルは受け入れられなくなっていたのかもしれません。

    2013年の東大合格数は駿台1257人、河合塾1101人に対し、代ゼミは369人と大きく水をあけられています。

    もっとも、この合格者数は各予備校を合計すると東大の定員をはるかに超えるためあくまで参考程度ですが、それでも差は明らかです。

    この東大合格者も1992年前後は、浪人と現役の割合が約7:3だったの対し、昨年はほぼこの比率が逆転し、3:7となっています。

    現役生の取り込みに後手を踏んでいるといわれる代ゼミですから、この比率であれば東大の合格者数が駿台、河合塾に比べ3分の1程度なのは納得がいきます。

    また講師の代ゼミといわれた代々木ゼミナールの名物講師も、新興の東進ハイスクールなどに引き抜かれるケースも目立っていました。名物講師といえば今や東進ハイスクールの方が多いといえます。

    このようにみてくると代ゼミの衰退はいわば必然のような気がします。

    生徒の自主性に任せた自由放任スタイルの代ゼミが規模を縮小するのは、どことなく寂しい感じがしますがこれも時代の流れなのでしょう。

    時代への不適応化であれば衰退も仕方がありません。

    ただ、代ゼミは重点校7校は存続を表明しているので、ここでは多少軌道修正しつつも代ゼミのスタイルを守っていってほしいと感じています。












    JRが発行する青春18きっぷが消費税が8%になったことを考慮して、350円値上げして1万1850円となりました。
    値上げは1997年の消費税が5%になった時以来ということです。

    少し驚いたのは、値上げが消費増税に合わせて2014年4月ではなかったということです。

    通常の運賃は4月に上がっていたため、同時に上がっているのかと思っていました。

    普通列車は1日乗り放題なので、時間と乗り心地を考慮しなくてもいいという人にはとても便利な切符です。

    お金に余裕がなく、時間はあるという学生には便利な商品ですね。











    2013年11月20日、西之島の南南東500メートルで噴火があり、新しい陸地が出現したことは記憶に新しいですが、その後海底火山の噴火は続いています。

    海上保安庁によると、新たな陸地の面積は約0・9平方キロ・メートル(先月21日現在)で、元の西之島の約4倍に広がっているとのことです。

    まだまだ噴火は続いています。

    噴火で新たに島ができて、大きくなり続けるというのは地球の神秘ですし、なんだかワクワクします。










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