総務省が人口移動に関する報告を発表しました。
やはりというか、東京へ人口集通が加速しています。
今後は東京も含め全国的に高齢化が加速し、人口も減少していくことが予想されます。
東京も高齢化が進んでいきますが、人口の流入はあと数年は続く見込みです。
東京オリンピックも2020年に控え、ますます東京の一極集中が進みそうですが、オリンピックが終わると、そのときを同じくして東京もゆっくりと衰退していくのかもしれません。
多くの地方都市はすでに高齢化が進み、若者の就業環境も悪化しています。
少子化は政策が上手くいけば、もしかしたら改善されるかもしれませんが、高齢化は今後ほぼ確実に急速に進んでいきます。
人口が減ること自体が、国力の衰退に直結するとは限りませんが、少子化が続き、超高齢化が進めばほぼ確実に国力は疲弊していきます。
今後の日本がどのように進むべきか、今こその方向性を明確に示すべきだと思いますが、相変わらず不透明な状況が続いています。
ある程度は仕方がないことなのかなぁとおもいますが、将来の日本の方向性を政治家はしっかりと示してほしいと、今日のこの記事を見て思いました。
東京圏、人口集中強まる 景気回復で転入超9万人
13年人口移動 福島流出は震災前水準
- 2014/1/30 18:52
東京都 | 70,172 | 群馬県 | ▲2,434 |
---|---|---|---|
神奈川県 | 12,356 | 和歌山県 | ▲2,505 |
埼玉県 | 11,554 | 大分県 | ▲2,562 |
愛知県 | 7,891 | 熊本県 | ▲2,683 |
福岡県 | 5,825 | 長野県 | ▲2,690 |
宮城県 | 4,656 | 宮崎県 | ▲2,740 |
大阪府 | 3,377 | 奈良県 | ▲2,781 |
千葉県 | 2,442 | 広島県 | ▲2,953 |
沖縄県 | 31 | 愛媛県 | ▲3,148 |
滋賀県 | ▲143 | 山口県 | ▲3,187 |
岡山県 | ▲723 | 三重県 | ▲3,226 |
石川県 | ▲782 | 鹿児島県 | ▲3,739 |
香川県 | ▲998 | 山形県 | ▲4,081 |
島根県 | ▲1,347 | 秋田県 | ▲4,595 |
富山県 | ▲1,354 | 岐阜県 | ▲4,812 |
栃木県 | ▲1,463 | 新潟県 | ▲5,132 |
鳥取県 | ▲1,683 | 茨城県 | ▲5,138 |
徳島県 | ▲1,694 | 福島県 | ▲5,200 |
佐賀県 | ▲1,743 | 兵庫県 | ▲5,214 |
高知県 | ▲1,780 | 長崎県 | ▲5,892 |
京都府 | ▲1,973 | 青森県 | ▲6,056 |
福井県 | ▲2,055 | 静岡県 | ▲6,892 |
山梨県 | ▲2,321 | 北海道 | ▲8,154 |
岩手県 | ▲2,431 |
総務省が30日公表した2013年の人口移動報告によると、三大都市圏のうち東京圏は、転入者が転出者を上回る転入超過が9万6524人となり、12年の6万7209人から大幅に増えた。名古屋圏と大阪圏は3年ぶりに転出超過となった。総務省は原因を「景気回復が進み、企業が多く集まる東京圏に人口が集中する傾向が再び強まった」と分析している。
東日本大震災の被災地のうち福島県は5200人の転出超過で、12年の1万3843人から大幅に減少。10年の5752人にほぼ並び、震災前の水準に戻った。復興の拠点となっている宮城県は4656人の転入超過。岩手県は2431人の転出超過だった。
東京圏は、震災による液状化現象などで人口流出が続いた千葉県が3年ぶりに転入超過に転じ、埼玉、神奈川を含む4都県すべてで転入者が転出者を上回った。
名古屋圏では愛知県が転入超過だが、岐阜、三重両県で転出者が上回り、全体では147人の転出超過。大阪圏は大阪府を除く京都、兵庫、奈良の3府県で転出者が上回り、全体で6591人の転出超過となった。
都道府県別でみると、転出者が転入者を上回ったのは12年から2増の38道府県。新たに滋賀、香川、岡山の3県が転出超過となった。転入超過は9都府県にとどまり、三大都市圏以外では宮城と福岡、沖縄の3県だけ。転入超過のトップは東京都の7万172人。転出超過数は北海道の8154人が最多だった。
市町村では全体の76%にあたる1310自治体が転出超過となった。〔共同〕
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK3002U_Q4A130C1000000/?dg=1