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ノーベル文学賞が、10月10日いよいよ発表になります。

最有力候補とされる村上春樹氏の受賞なるかどうかが最大の注目です。
近年毎年名前が挙がりながらも受賞を逃してきています。

ただ、文学賞は科学分野の賞とは、趣が少し異なります。たいてい、どこの国にも国民的作家はいるでしょうし、ある程度人口の多い国であれば、海外でも人気の作家というものがいるものです。文学賞に関しては、一度受賞するとしばらくはその国からは出にくいそうです。なんだか、オリンピックみたいに各大陸持ち回りみたいです。
また、評価も難しいですよね。

個人的に村上春樹さんは、とても好きな作家なので、今年の受賞者が決まる前に過去の作品を少し紹介しておきたいと思います。
ただ、過去に読んだもので、内容が曖昧になっています。そろそろ、過去の作品も読み返してみようと思いますが、発表までに読み返すのは無理なので、印象に残っていることを、書きつづるので、見当違いのこともあるかもしれませんが、お許しください。

まずは、なんといってもデビュー作の「風の歌を聴け」。
近年は長編大作が多いですが、短編です。クールでどこか醒めた主人公は、その後の村上作品とも共通しています。

 
「1973年のピンボール」
前作に続く3部作の2作目となる作品。実はあんまり印象がありませんが井戸の話が出てきます。「ねじまき鳥クロニクル」にも井戸の話があり、この作品にも通じるものがあります。

 

「羊をめぐる冒険」
村上春樹さん、初の長編小説。
なぞ解きをしていくような、探偵小説風の物語で、前2作とは趣が異なっています。読後のほろ苦い喪失感みたいな感情を覚えています。